一昔前まではおせちは各家庭で作るものでした。しかし、最近おせちをデパートやコンビニで取り寄せられるサービスが急速に広がっています。そこで、おせち手作り派と取り寄せ派の割合、おせち料理にかける予算、おせち取り寄せ派が重視するポイントなどを紹介いたします。
取り寄せ派が多い
ぐるなび「おせち・ギフトに関するアンケート」によると新年に食べるおせち料理を取り寄せる人が多いことが分かりました。
その内訳は、「完全にお取り寄せおせち」が30%、「おせち料理の一部だけお取り寄せにして、あとは自分で重箱につめる」が55%とおせち取り寄せ派が全体の8割を占めています。それに対しおせち完全自作派はたったの15%です。おせち取り寄せ派はなぜ手作りを選ばずに取り寄せを選ぶのでしょうか。
おせちの予算
全体の8割を占めるおせちお取り寄せ派はどれくらいの予算を見積もっているのでしょうか。先に挙げたアンケートでは、おせち取り寄せ派が使う金額は10000円から20000円が最も多く全体の4割強を占めています。次に多かったのは5000円から10000円未満、次いで20000円から30000円未満をおせちの予算として考えていることが分かりました。
では、おせちを最初から完全に手作りで作るといくら位かかるのでしょうか。手作り派がおせち料理にかける金額は5000円から10000円未満が最も多く、完全におせちを作る場合より、一部お取り寄せおせちを使い部分的に手作りをする方がコスト的に安くなる傾向があります。コストが安くなる理由はお取り寄せおせちプラス既製品のお惣菜を組み合わせているためだと思われます。
手作りか一部手作り方がコスト的に安く済むとわかりました。しかし、手作りのおせちを作ると時間がかかります。おせち取り寄せ派が手作りより圧倒的に多いのは年末の忙しさや手間を省くためだと答えている人が少なくありません。
取り寄せ派はどこを重視して選んでいる?
#おすすめ厳選おせち|おせち料理2023|大丸松坂屋オンライン
おせち取り寄せ派は「好きな料理」で購入するおせちをチョイスする人が多く、お取り寄せ用のおせちを販売するデパートや百貨店も、バリエーション豊かなおせちを取り揃えています。
伊達巻や数の子、黒豆といった古来から定番となっている食材を使ったおせちも依然として人気は高いものの、ローストビーフやロブスターといった豪華な食材でアレンジを加えたおせちもリリースされています。
実際、お正月は親族一同がそろうので、高級感や華やかさよりも、品数の種類が豊富なものを選ぶ人が多くなっているのです。また、取り寄せ派でも年代ごとにおせちの中身が異なり、60代以上が「和風」を好むのに対して、ミドルエイジである40代・50代は、「和・洋・中」などさまざまな味が楽しめるおせちを選びます。
おせちは年の初めに食べる大切なものですから、手作り・取り寄せに限らずちゃんとしたものを用意したいものです。