正解はない
主婦が行うべき仕事だとよく思われることの1つに「育児」があります。
確かに育児というのは実質的に母親が行う部分が多く、父親が関わる部分が少なくなってしまいがちです。
しかし、子供は母親だけの子供ではありません。
どのようにして子育てをしていくのか、というのは両親で共に考えて、二人がよいと思う方針を定めていく必要があります。
ここで重要なのは、「子育てに正解はない」ということです。
子育てに模範解答はありません。
このように育てれば絶対に失敗しない、というような方法はないのです。
そのため、世の中には多くの育児論の本などが出版されており、これらを参考にすることも出来ますが、鵜呑みにして失敗したとしてもその責任を負うのはあくまでも自分であることは忘れてはなりません。
ここで1つ、育児に失敗した、という人の声を掲載しているブログを紹介します。
こちらでは主婦ではなく、正社員として仕事を続けていた女性の子育ての失敗談が紹介されていますが、本質的なことは大きく変わりません。
どこで自分が間違ってしまったのか、というのを後になって考えることはあっても、その時まで時間を戻すことは出来ません。
下のブログは体験談の声をまとめているサイトとなり、ここから学ぶこともあるかと思います。
参考:http://ameblo.jp/springwordplan/entry-11499138920.html
だからこそ、問題が発生しないように、問題が発生したとしても、その場で軌道修正できるように、夫婦でよく考えることが重要です。
夫婦の間に子育てに関する考え方の隔たりがあると、子供にとってもいい影響を及ぼしません。
考えておくべきこと
では、育児について特に考えておくべきこととしてはどのようなことがあるでしょうか。
まず考えなければならないのが「勤労と育児」についてです。
最近では共働きの家庭も多くなっており、その場合、子供をどうするのか、ということが問題となります。
保育施設に任せる、というのも1つの方法ですが、やはり母親が見るべきだ、と考えている人も少なくありません。
この辺りの意識の隔たりがないようにしましょう。
また、母親が働き続けるのであれば、預けることが出来る場所を確保出来るのか、ということも重要です。
逆に母親が仕事をやめるのであれば、収入的な問題が発生しないかどうか、ということも重要です。
子育ては1つの要素ではなく、複数の要素がからみ合って成立しているものです。
次に、「教育方針」についても考えてみましょう。
細かく見ると無数にありますが、子どもの教育論には大きく2つの方針があるでしょう。
「放任主義」と「計画主義」です。
放任主義というと聞こえがよく無いかもしれませんが、要するに子供にやりたいことを見つけてもらい、そのサポートするという方法だと考えて頂ければ良いでしょう。
この方法の場合、子供の自主性を伸ばすことができ、子供がやりたいと思っていることに注力させることができます。
その代わり、子供がどう考えているのか、ということを上手く読み取れなければ齟齬が発生してしまいます。
計画主義は、親がどう育って欲しいのか、ということをある程度定め、その方向に向かうように教育していくことです。
こちらの場合、子供の自主性というのはある程度犠牲になりますが、その分自分の考えるルートを辿らせやすくなるでしょう。
夫婦の間で、どちらが良いのか、という意見が対立すると中途半端になり、どちらも達成できなくなります。
まずは夫婦の間でどのような育児方針が良いと思うのかを話し合い、心の底から決着を付けておきましょう。